2009 10月25日 日曜日 曇り、小雨
参加者 出島 中三川
出島氏の家を朝7時に出る計画であったが、中三川 ヘルメットを忘れ、7時30分に足利を出発。
紅葉の時期、高速道路1000円の影響で車は多いが、渋滞にはならない。8時30分の集合時間には余裕で間に合う。
駐車場に集まったのは総勢40人ほど。我々より高齢の女性も多い。初級、中級、上級に別れ、挨拶、ゲレンデへと向かう。山道を登ること20分、きれいな岩場が顔を現す。
我々は中級、講師は北村氏をチーフに、勅使河原氏、ほか2名が助手。生徒は出島氏と私他 3人で、手厚い指導が受けられる。練習に選ばれたルートは15メートル程の ほぼ垂直の岩場で、昔、Ⅲ級といわれた難易度になるが、スタンス、ホールド細かいところがあり、Ⅳマイナスぐらいに感じられた。
中級はザイル操作を徹底して指導された。
八の字でハーネスにザイルを結ぶ方法を確認、これにもコツがある。まず、勅使河原講師がトップザイルでランニングビレーを取りながら15mを上り、がっちり固定された支点にザイルを通して下降。このザイルを利用して、クライミング、トップの確保、セカンドの確保、懸垂下降の練習を反復して行った。
ポイント
1. 確保器にエイト環は適切でない。
2. セルフビレーは確実にとる
3. 確保器を操作する引き手は絶対に離す瞬間があってはならない。
4. 下降にはエイト環をしようするが、誤って手を離すリスクを考えオートロックを作る。
5. その他、細かな指導を受けた。
北村氏は我々がこの講習会に参加した理由を問い、「縦走で岩場に遭遇したとき安全に行動できるよう練習に来た」ことを伝えると、ザイルのフィックスの仕方、シュリンゲでチェストハーネスを作成してフィックスザイルに掛ける方法などを指導して下さった。
午後3時解散となったが、薄暗くなっても、多くのクライマーが困難なルートで練習を続けていた。上級コースの若い女性や 年配の女性のたくましい姿が印象的であった。
この古賀志山のゲレンデには10本以上のルートにしっかりしたボルトと支点が設けられており、難易度もピンからキリまであり、非常に優れた練習場である。機会があれば、ときどき訪れてみたい。
岩登りは小さなミスが命取りになるので、基本的なザイル操作、確保操作を繰り返し練習することが重要と感じた。ザイル操作は、縦走でも必要なテクニックなので、山の会でも時々練習会を開けたらいいと思う。
解散後、出島氏が山野草を採るのに付き合い、暗くなって帰路に着いた。高速は混んだ上、事故渋滞があり、2時間以上を費やした。足利帰宅7時。しかし、充実した楽しい時間を送ることができた。
中三川 記