2011年9月22日木曜日

雁坂峠越え秩父往還143km走

こんにちは、大澤公宏です。最近行ってきましたレースのご報告をいたします。



9月18日午前6時 甲府駅北口からスタートした。これから、制限時間24時間のレースが始まりました。



 その昔、現 国道140号は街道の要所であり、甲府から秩父へ絹の通商も行われていたようです。



今回のルートは甲府~広瀬湖・・・雁坂峠・・・大滝・川又~大滝・大滝原~秩父~正丸峠~吾野~日高・久保~川越でした。



夏のトレイルの集大成とこのレースを選びましたが、それは大きな間違いだと気が付いた時にはすでに遅かったのでした。  



人造湖の広瀬湖まではゆるい上りですがこれが嫌になるほど長いのです。走り歩きを続けてやっと4時間22分で到着し、チェックポイント兼エイドでうどんとおかゆを頂き、水分も大量に補給しました。これからは峠越えの山道なのでペットボトルにも水を頂きました。



2時間50分かかり、雁坂峠小屋に着きインスタントラーメンを頂きました。あの塩気が疲れた身体には丁度いい味でした。



峠の下りと言ってもかなり傾斜のある斜面のトラバースなので、足を滑らせると自力ではリカバリー困難な箇所もあったりします。そんな下りを慎重に降り、2時間10分を要してやっと舗装路に出ました。 そこで、チェックポイント(CP3)の川又です(52,0km)。ここではレース主催者手作りのカレーライスを頂きました。



林道を上り下りして2時間半かかりCP4(67,5km)に着きました。15,5kmがやけに長く感じました。日没時刻も過ぎ少し早い山間部の闇が迫ってきました。これからはライトを点けての走行です。道も狭く車の往来も多いので気は抜けません。やっと山道も終わった辺りに商店が現れ、アイスを買って食べました。冷たくてとても美味しかった!



いよいよ、秩父市街地に入ってきました。85,0km地点の5に午後9時13分に辿り着きました。CP4から3時間ほどかかりました。かなりペースダウンです。途中、歩きが多くなりました。これからの正念場である正丸峠越えが心配です。四頭筋も痛んできました。ふとリタイヤも脳裏をかすめましたが制限時間がまだあるので行ける所まで行こうと思い、重い足を上げました。



峠までは上り基調です。(当たり前!)途中の道端(ジェシカ?)で10分ほど仮眠しました。正丸トンネルの手前で右折し峠を目指します。ここは、知る人ぞ知る心霊スポットです(ジャ~ン)でも、半分寝ながら歩いている私にとってそれは夢かうつつか判別がつかなくなっていますので漆黒の闇に浮かぶ妖艶なお姿にはお会いしませんでした。4時間かけやっーーとCP6(99,3km)に着きました。コーヒー味のパワージェルを胃の中に流し込んだら眠気が和らぎました。



 ここで、今の状況をスタッフの方に伺うと私たち4人は最終ランナーに近いところにいるとのことでした。残すところあと42kmあり、24時間以内完走はどうやら不可能なので27時間以内の準完走を目指そうとお互いに励ましあいました。



10km先のCP7には3時22分に着き、給食・給水をして次を目指しました。あと2時間半で14,4km先のCP8に着かないと関門アウトとなりゲーム終了です。キロ9分ペースで走り切り制限時間の11分前に着きました!結局、間に合ったのは私ともう一人だけでした。



6時を過ぎ、白い太陽はじりじりと私たちを容赦なく照らし続けます。川越に入る手前で一人が遅れだし、先に行け!と私を促した。ゴールで待つと言ってここから一人旅となった。8時近くになると街中の交通量も増え、一人だけゼッケンを付けて走っている姿は奇異に見えただろう。「マラソン大会かい?」と声をかけてくださる方もいました。残暑の日照りは準完走を目指しているちっぽけなランナーのやる気を削ぐくらいは朝飯前なのだ。足の重さと足の指のマメの痛みもあり、歩きが多くなってきました。



ゴール近くで誘導している仲間に会い、急いで行きたい気持ちはあるがもうすでに足が動かない!・・・ゴールのテープを切ったのは27時間の準完走の3分後でした。



いろいろな葛藤があり、途中でリタイヤも考えたが最後まで走ろうと励ましてくれたランナーに感謝し、143kmを歩きながらも全うできたことがとても嬉しかった!



雁坂の借りは雁坂で返します!来年は24時間以内完走を目指します!



2011年9月21日水曜日

白毛門沢遡行


9月18日   東黒沢から白毛門沢



参加者 吉谷 信吾   中三川 晃利





文:中三川 編集:吉谷







台風の接近で天候に不安があったが、予報は晴。



吉谷さんが沢の道具を買い込んできたため、急遽 白毛門沢を目指すことになった。



5時きっかり、吉谷さんのジムニが中三川宅に到着。すぐに出発。コンビニとインターに寄り、7時丁度、白毛門の登山口着。駐車場には20台近くの車があり、白毛門沢に入るパーティーも多いようだ。



沢靴を履いて、ハーネスを着ける。雨が降ってきたので、雨具も着た。


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745分東黒沢に向けて歩き始める。10分程度は石のごろごろした河原を徒渉しながら歩くが、まもなくナメ状態になり、大きなハナゲノ滝の登りになる。困難さはなくひたすら楽しい。


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88分 白毛門沢との分岐点。雨は止んで一部に青空が見える。



ここからは 小さな滝と、ナメが連続する。滝は高巻くこともできるが、ほとんどが直登可能だ。



腰まで水に浸かったり、シャワークライムになったり、変化に富んでいる。



915分 最大の滝、タラタラのセンに到着。ボルトと残値ハーケンがあるので直登する人もいるのだろうが、ここは藪漕ぎをしながら高巻く。その後もきれいなナメが続く。空は晴れて、日差しが熱くなった。



930分 大岩に到着。落語家三瓶主将の頭と同じ形をしていて、この沢のシンボルにもなっている。


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吉谷さんの写真を撮ろうとして、中三川足を滑らし、滝壺に落ちる。気持ちがよかったので、ナメを滑り台にして、もう一度滝壺に飛び込む。ついでに少し泳いだ。



大岩の右側を上る。沢の幅は狭くなるが、依然としてナメと小さな滝が連続する。



11時 二股右に折れて、左からの枝沢で冷たい水を汲み、大休止。爺岩が見える。



ここから沢はずっと細くなり、傾斜が急になる。階段状の岩とナメを水流に沿って登る。



中三川一度滑落。加速しながらナメを10mほど落ちた。怖かった。


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水が涸れる頃、稜線は目前。しかし、傾斜が強く、つるつるした岩と草付きのミックスになり、不安定な登りを強いられる。恐怖心と披露にもがきながらも踏み瘢を辿った。



12時 いきなり白毛門の山頂に躍り出る。



晴れ。暑い。笠ヶ岳、爺、蓬峠がきれいだ。



運動靴に履き替え、ハーネスをはずして休む。無風、のどかな時間。



13時 下山開始。



1330分 松木の頭。 谷川岳の頂上は雲で隠れている。一ノ倉沢には大きな雪渓が残っていた。



急な登山道を、膝に気遣いながらゆっくり下る。



登山道から、タラタラのセン、ハナゲノ滝がよく見えた。



1515分 登山口着、沢で顔を洗い、帰路につく。谷川温泉 ユテルメは満員電車なみの混雑だった。



白毛門沢! アプローチがなく、ナメと小滝が多くて、初心者から経験者まで楽しめる沢だと思う。
















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2011年9月7日水曜日

2011岩登り講習会の案内

栃木県山岳連盟主催の岩登り講習会の案内です。希望者は各自、募集要項をダウンロードの上、お申し込み下さい。

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