2011年9月21日水曜日

白毛門沢遡行


9月18日   東黒沢から白毛門沢



参加者 吉谷 信吾   中三川 晃利





文:中三川 編集:吉谷







台風の接近で天候に不安があったが、予報は晴。



吉谷さんが沢の道具を買い込んできたため、急遽 白毛門沢を目指すことになった。



5時きっかり、吉谷さんのジムニが中三川宅に到着。すぐに出発。コンビニとインターに寄り、7時丁度、白毛門の登山口着。駐車場には20台近くの車があり、白毛門沢に入るパーティーも多いようだ。



沢靴を履いて、ハーネスを着ける。雨が降ってきたので、雨具も着た。


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745分東黒沢に向けて歩き始める。10分程度は石のごろごろした河原を徒渉しながら歩くが、まもなくナメ状態になり、大きなハナゲノ滝の登りになる。困難さはなくひたすら楽しい。


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88分 白毛門沢との分岐点。雨は止んで一部に青空が見える。



ここからは 小さな滝と、ナメが連続する。滝は高巻くこともできるが、ほとんどが直登可能だ。



腰まで水に浸かったり、シャワークライムになったり、変化に富んでいる。



915分 最大の滝、タラタラのセンに到着。ボルトと残値ハーケンがあるので直登する人もいるのだろうが、ここは藪漕ぎをしながら高巻く。その後もきれいなナメが続く。空は晴れて、日差しが熱くなった。



930分 大岩に到着。落語家三瓶主将の頭と同じ形をしていて、この沢のシンボルにもなっている。


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吉谷さんの写真を撮ろうとして、中三川足を滑らし、滝壺に落ちる。気持ちがよかったので、ナメを滑り台にして、もう一度滝壺に飛び込む。ついでに少し泳いだ。



大岩の右側を上る。沢の幅は狭くなるが、依然としてナメと小さな滝が連続する。



11時 二股右に折れて、左からの枝沢で冷たい水を汲み、大休止。爺岩が見える。



ここから沢はずっと細くなり、傾斜が急になる。階段状の岩とナメを水流に沿って登る。



中三川一度滑落。加速しながらナメを10mほど落ちた。怖かった。


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水が涸れる頃、稜線は目前。しかし、傾斜が強く、つるつるした岩と草付きのミックスになり、不安定な登りを強いられる。恐怖心と披露にもがきながらも踏み瘢を辿った。



12時 いきなり白毛門の山頂に躍り出る。



晴れ。暑い。笠ヶ岳、爺、蓬峠がきれいだ。



運動靴に履き替え、ハーネスをはずして休む。無風、のどかな時間。



13時 下山開始。



1330分 松木の頭。 谷川岳の頂上は雲で隠れている。一ノ倉沢には大きな雪渓が残っていた。



急な登山道を、膝に気遣いながらゆっくり下る。



登山道から、タラタラのセン、ハナゲノ滝がよく見えた。



1515分 登山口着、沢で顔を洗い、帰路につく。谷川温泉 ユテルメは満員電車なみの混雑だった。



白毛門沢! アプローチがなく、ナメと小滝が多くて、初心者から経験者まで楽しめる沢だと思う。
















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2 件のコメント:

  1. ランファン 2011年9月21日 16:37

    沢登り、とても気持ち良さそうですね。
    でも、足を滑らせそうで怖さもあります。
    岩登りの素養がないとだめですかね~?
    来年、個人の山行計画がありましたらご連絡ください!

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  2. 貴兄の体型体力なら、沢登りに向いていると思います。
    登山は、地球の重力との戦いであると今さらながら痛感しました。
    腹周りの脂が恨めしいです。
    今度ご一緒しましょうね。

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